嫌な夢を繰り返しみると気になりますが、楽しかった頃の夢を何度も見るケースもあります。
どちらにせよ繰り返し見ると気になるものですが、意味合いとしては、当時の頃のような感覚を味わいたい、思い起こしたいという自分からのメッセージです。
あすかさん(30代女性)が見た夢を通して解説します。
ケース
同じ夢を見るたった2つの心理学的な理由を読ませていただきましたが、詳しく鑑定していただきたく問い合わせさせて頂きました。
現在30代で事務職についていますが、20代のころに映画館でアルバイトしていたことがあり、映画館で働く夢を半年置きくらいに見ます。毎年必ず見ます。
とても生き生きとしていて、忙しいけど楽しく働いているんです。あのころのままです。
映画館を離れ何年もたつのに見るので、「私はやっぱり映画館の仕事がしたいって事なのかな?」と再度その仕事に就いたこともあるんですが、その時はアルバイトではなく、アルバイトを指導する社員側での採用だったためか、激務過ぎて体を壊し、退職してしまいました。
(アルバイト時はシフトの融通がつきやすく、職場恋愛もしていて楽しく働けました)
残業に追われ大好きな映画を憎むほどつらくなってしまい、「これ以上、好きなものを憎みたくない、純粋にお客様として楽しめるようになりたい」と退職したのです。それは正解だったと思います。それなのに何故未だに夢に出てくるのか・・。
自分なりに思い当たるのは、思い出に浸りたいからなのかな?と思うのですが・・・。
「気軽に働けるアルバイトとしてまた働きたいけど、経済的に苦しいから無理」という諦めの気持ちからなのか、(夢には出てこないけど)当時職場恋愛していた方を懐かしんでいるのかな?という印象です。
今の仕事も楽しくて満足しています。映画とは無関係ですが、経済的にも安心して働けます。
お忙しい中お手数をおかけしますが、鑑定の程よろしくお願いいたします。
分析
映画館でアルバイトしていた時のように、「出来るだけ好きな事と関わって生き生きと楽しく過ごしたい、生活の中に好きな事を多く取り入れたい」というメッセージではないかと思います。
もしくは当時のような恋愛をしたい!という思いの現れかもしれません。
あすかさんの場合は、「アルバイト時はシフトの融通がついた」とのことですので、「自由さ・自分の時間を大切にする」という事もキーワードかも。
または、「アルバイト」という言葉から何か連想・イメージされる事があれば、それを深めていくのも良いです。
夢に出てくるのが「映画館での出来事」であれば、家庭では味わえないスケールのものを味わいたい、1人ではなく感動を共有したいという仮説も立てられますが、あすかさんの場合は、「20代のころに映画館でアルバイトしていた時のような感覚を思い起こしたい」という意味合いではないかと感じます。
まとめ
楽しかった頃の夢を繰り返し見る場合の意味合いとしては、当時の頃のような感覚を味わいたい、思い起こしたいという自分からのメッセージです。
ご自身にとって楽しいと感じられる事を、大切にしたい思いの現れといえます。