象の夢は、心理学的には「力」や「権力」の象徴です。
トラやライオンと比べ、象は国によっては運搬や移動に使われる事もあり、人との関わりは深いです。野性的な力に加え、知恵を兼ね備えている一面もあります。
あなた自身の中のそんなパワーが象のイメージとして夢に現れる事もありますし、身近にいる象のようなパワーを持った人のイメージとして現れることもあります。詳細なシーン毎に意味合いを解説します。
象の背中に乗って歩く
とても良い状態です！状況に合わせて、あなた自身の力を適切に使えているイメージ。象を見ている状態よりも、背中に乗って歩いている状態の方が距離感は圧倒的に近いので、力を充分に発揮できる前兆といえます。
象が暴れる
一見、力の暴発のようで良くないイメージがあります。しかし暴れて何かが破壊されると、心理学的には破壊と創造はセットですので、既存のものを打ち壊して新しい何かを産み出そうとしている心の現れです。
象が檻の中にいる
檻の中にいると、生きていく（生活する）分には困りませんが、何よりも不自由です。象が檻の中にいる夢は、自由に力を発揮したい思いの現れといえます。
白い象
とても縁起の良い夢です。白は心理学的には、「物事の始まり」や、「神聖さ」を現します。新しい力・スキルを身に付けていきたい思いの現れです。
象に追われて逃げる
この場合の象は、あなたの中の「象のような力を持った人」として現れるケースが多いです。父親や祖父、職場の上司など。
追われて逃げる夢は、束縛されている現在の環境から逃げ出したい気持ちの現れですので、身近な権威的な力を持った人の側から離れたいと感じているイメージが夢となって現れています。
↓のヤフー知恵袋にあったケースはその典型です。
自宅の庭に象が現れて、鍵をかけても部屋に入ってきて象から逃げる夢をみました。最後は夢の中でどこからか祖父が私の名前を何回も読んでいるところで目が覚めました。
引用元：ヤフー知恵袋
象がライオン等に食べられる
現実ではライオンは象を襲って食べることは滅多にありませんが、まれにあるようです。ここから警告夢として、ノーマークの人に攻撃されるような感覚を無意識で感じておられるのかもしれません。
もしくは、象のような力を持った強い人に、立ち向かっていきたい気持ちの現れといえます。
身近な男性的な人のイメージ
ヤフー知恵袋で象の唾液でスマホがべとべとになる夢がありました。
私と知らない子ども(５～６歳くらい)と、小さい象1頭と遊んでいます。
しばらくして、私と子どもは帰らなければならない時間になります。すると象が私のスマホを食べてしまうのです。飼育員さんを呼んで、「スマホを食べられて～」と説明すると飼育員さんは黄色のりんごを象に持っていきます。
すると象が申し訳なさそうにスマホを返してくれました。その後象の唾液でべとべとのスマホをウェットティッシュでふきとり帰る…というものです。
引用元：ヤフー知恵袋
おもしろい夢ですね。この場合の象は、ご主人様か、身近な力の強い人のイメージとして現れていると感じます。もしご主人のイメージがしっくりくるようであれば、スマホ（コミュニケーションを現します）をその象に取られるという事ですので、「主人は私が他の人とばかり話さず、自分ともっと関わって欲しいと思っているのではないか？」というイメージではないかと思います。
ただ、象の唾液でスマホがべとべとで、それをウェットティッシュで拭き取るということですので、ご主人様とのコミュニケーションで何か不快なものか、後始末をしないといけないような感覚が夢に現れているといえます。
自分が象を産む
レアケースですが、まれに自分自身が象を産む夢を見る方もおられます。この場合は、ご自身の中に今までとは違うタイプの新しい感覚・力が芽生えてきている前兆といえます。
象が死ぬ
転換期ですね。
全般的に夢の中の「死」は常に「再生」とセットですので、既存のものを切り替えて、新しい力が生み出されようとしている前兆です。
もしその他大勢の人から殺されたのであれば、周りの人の攻撃的な関わりでストレスが強いけれども、それに対抗するようなやり方で対処するのではなく、その人たちとの新しい関わり方を生み出そうとしている思いの現れです。
象で飛行
とても良い状態です！
飛ぶ夢は「次元が違うくらい新しい自分を創れる前触れ」ですが、象で飛行してますので、ご自身の力を活かしながら飛躍的に前進できる前兆です。
ただ、通常象は空を飛びません。それが空を飛んでいるという事は、思い切った発想の転換や、常識的には出来ないと考えられている事を疑ってみる大切さを感じているのかもしれません。
まとめ
象の夢は、「力」や「権力」のイメージです。
ご自身の中のそのイメージなのか、身近にいる力の強い人のイメージとして現れているのかはケースバイケースですので、是非振り返ってみて下さい。
