ケンカの夢の心理学的な意味5パターン

背を向けあって対立する男女

ケンカの夢は、何らかの怒りを抑え込んでいるか、束縛を感じている時に見る事が多いです。

夢の中では自分の思いをストレートに出していますので、束縛されている人や環境から離れられるタイミングで見ることも。今抱えている悩みが解決したり、ストレスが軽くなる予兆の夢です。

特徴的なのは、ケンカの相手が誰であろうと相手自体はそれほど関係ない場合が多いという事です。

私自身、以前「お世話になった人には感謝しなければならない」という思いから、その人に対する怒りを抑え込んでいる時に、様々なケンカに関する夢を見ました。

登山のルールを守らないおばさんを殴ったり、バスケの試合で観客にボールをぶつけたりといった訳のわからない夢だったのですが、「お世話になった人に溜め込んでいた鬱憤」がそんなイメージとして現れていました。

ケンカの相手が関連している場合もありますので、詳細なシーン毎に意味合いを解説します。

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恋人や旦那とケンカする夢

この場合は、お互いストレートに言いたい事を言い合えていない時に見ることが多いです。本音を言い合って、もっと良い関係を築きたい!というメッセージ。ケンカの内容についても、今の恋愛の問題点が現れていないかどうか振り返ってみて下さい。

過去に現実でケンカ別れした人が出て来る夢

この場合、ケンカ別れしたことが引っかかっていて、その人と仲直りしたい場合と、単に嫌なイメージとして夢に出ただけでその人とは一切関係なく、他の事で怒りを抑え込んでいたり、束縛を感じている場合があります。

父親とケンカする、父親が他人とケンカしている夢

  • 実際に父親や上司などの立場が強い人への怒りが溜まっていたり、思ったことを言い合えていない場合
  • 自分自身の進路や方向性に思い悩んでいる場合

に父親とケンカする夢を見ることが多いです。

知らない人とケンカしている夢

この場合の「知らない人」はあなた自身の中の自分で受け入れられていない・認められていない部分です。

暴言をあびせたり、暴力を振るいたい気持ちはあるけれども、そんな思いはダメだと無意識のうちに思い込んでいる時によく見ます。

自分自身の中の怒りや攻撃的な思いを受け入れる事と、表現する事は別です。その気持ちを抑え込んだり、感じていない事にするのではなく、受け入れた上で発散して欲しいという自分からのメッセージ。

他人のケンカを側で見ている、傍観する夢

目の前のケンカを仲裁せず、ただ見ているのは受け身の姿勢が強かったり、自分の思っている事や意見をハッキリと言えていない状態です。

自分の責任を果たしていない場合に見る事もありますので、振り返ってみて下さい。

まとめ

現実で発散出来ていない事や、何らかのモヤモヤがイメージとなって夢に現れる事が多いです。

ケンカの夢を見た時は、

  • 何らかの怒りを抑え込んでいないかどうか
  • 何らかの束縛を感じていないかどうか

を振り返ってみて下さい。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。ユング心理学をベースとした自己理解を深めるための夢分析、アートセラピーが得意。 2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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