熊が夢に出てきた場合、主に2通りの意味合いがあります。
1つはあなたの「母親的なやさしさ」のイメージ。これは熊の愛らしさとも関係してます。人を襲う一面もありますが、「森のくまさん」や「テディベア」のイメージなど、「やさしいもの」「守ってくれるもの」という一面もあります。
もう1つは純粋に力の強いものとして、「権力」や「力」のイメージ。
両方ともあなた自身の中の母性や力の意味合いの時もありますし、他人の時の意味合いもあります。具体的なシーン毎に意味合いを解説します。
熊に追いかけられる・逃げる
何かに追いかけられる夢を、見る人はとても多いです。意味合いは、「束縛されている今の環境から逃げ出したい気持ちの表れ」です。
この夢を見たときは、あなたの母や上司・先生などから世話を焼かれすぎていて、そこから自立したい気持ちの現れです。
幼い守られる時期や、何を始めた時に「世話を受ける」のは必要不可欠です。でもそれが度を過ぎたり、自分でやれる時期に世話をされると余計なお世話になって、その人の成長を妨げます。
熊に追いかけられる夢を見た時は、心の深い部分でそんなイメージを感じていて「自立したい!自分の力をもっと伸ばしたい!」という気持ちの現れです。もしお子さんがそういった夢を見たと話してくれたら、できるだけお子さんに物事を決めさせたり、選ばせてあげたり、失敗しそうでも親が前もって手を出さずに、お子さん自身でやってもらうと自立を促せます。
熊から逃げる夢もほぼ同じ意味合いです。
「自分自身が熊になり、人間に見つからないように逃げる夢」だと少し意味合いが変わってきて、人間関係でのストレスが強く、「1人になりたい・1人の時間が欲しい」と感じている状態といえます。
熊に噛まれる
2通りの意味合いがあります。
1つは、あなたの身近な力や権力のある人(上司や先生など)から攻撃を受けているイメージ。これ以上一緒にいると怪我をするような危機感を感じているのかも。
もう1つは、「母親との何らかの葛藤」のイメージ。「噛まれる」という事は、攻撃を受けていて防戦一方で立ち向かえない状態かもしれません。
熊と戦う
上の噛まれるは、受け身な状態ですが、戦っている状態という事は、「力のある人」もしくは「母親」に対して何らかの葛藤を感じていて、なおかつこちらからアクションも起こせる状態といえます。言い返したり、助けを呼んだり、そこから離れたりする事は出来るけれども、それをすべきかどうかの葛藤が強いのかもしれません。
熊がなついている・仲良くしている
あなた自身の「母性」がしっかりと育めている状態。気配り上手で子育ても適切に出来ます。
もしくは「お母さんともっと仲良くしたい」と感じているのかも。
熊のきぐるみに関する夢
熊のきぐるみを着てテンションが高かったり嬉しい時は、あなたの中の新しい一面がプラス出来ていてワクワクしている状態といえます。新しい一面というのは、熊のような力強さかもしれませんし、母親的な優しさ・包容力・面倒見の良さかもしれません。
逆にきぐるみを着てテンションが低い時は、無理に「強い人・やさしい人・お世話する人」を演じていて、気配り疲れしている時かも。
白い熊の夢
白い熊(シロクマ)の夢には、2つの意味合いがあります。
1つは白の心理学てきな意味合いの「物事の初まり」と重ねて、あなたの母性的な優しさがどんどん育めている状態。
もう1つは、シロクマのように寒い場所でも食物連鎖の頂点として生きていける強さがあるというメッセージ。寒い場所から移動したいと思っている場合は、今いる環境に対してのストレスが強く、バカンスが欲しい状態といえます。
熊を殺す・殺される
吉夢です。
母親もしくは母親的なイメージの人との関係性を一旦ゼロにして、新しい関係性を築いていきたいというメッセージ。相手が変わるのを待っている状態ではなく、あなた自身の考え方や接し方を変える覚悟が整っている時期といえます。
熊に身近な人が食べられたり殺されるケースも、ほぼ同じ意味合いです。こちらからのアクションの意味合いが強いか、相手からのアクションの意味合いが強いかの差。
子熊の夢
あなたの中の母性「やさしさ・包容力」がどんどん育まれていっている状態といえます。
「子熊を殺す夢」だと、世話を焼いて相手を支配したい思いは若干あるけれども、その気持ちが大きくならないうちに断てている状態。
もしくは親熊はなかなか殺せませんが、子熊だと何とか殺せそうなイメージがありますので、「出来ることをしっかり実行して、問題が大きくならないようにする大切さ」を感じているのかもしれません。