鉄塔が倒れる夢を見ると、怖くなったり不安になると思います。
この記事では、夢の中で鉄塔が倒れた場合、どんなユング心理学的な意味合いがあるのかを紹介します。
塔の心理学的な意味合い
塔は、ズバリ「知恵、力、権力、方向性を指し示す」等の意味合いがあります。これは実際の塔に以下の特徴があるからです。
- 塔の上に立つと、全体を見渡せる(知恵)
- 大きな力・権力がなければ塔のような立派なものは作れない(力・権力)
- 遠くから見えるので指針になる(方向性がわかる)
さらに鉄塔の場合の意味合いを紹介します。
鉄塔の夢の心理学的な意味合い
1番大事なのは、あなた自身が鉄塔に対して連想されるイメージです。人によって、頑丈なものであったり、倒れるかわからなくて怖そう、いつかは錆びつく等、イメージが異なります。
一般的には鉄塔は普通の塔に比べて、頑丈なイメージが強いです。東京タワーも鉄塔です。夢の中でこの頑丈なイメージの鉄塔が倒れるということは、次の意味合いが考えられます。※鉄塔が爆発した場合は、↓の意味合いがさらに強くなります。
- 心や身体が疲れていて、全体を見れなくなっている事への警告
- 自分自身の力や権力が失われる不安感を抱えている(職場や家庭など)
- 今まで目指していた事、目標としていた事に対する何らかの違和感がある
1つずつ解説します。
1 全体を見れなくなっている事への警告
心や身体が疲れていなくとも、ひょっとしたらある一点に目が強く向いていて、全体が見れなくなっている状態かもしれません。
特に悩んでいる時は心が混乱している事も多いです。そんな時は人と会話して、話をする、聞いてもらうだけで自分自身を客観的に見れます。全体を見る事で、悩みが軽くなったり、悩みが無くなったり、第三の道を見つけられる事もあります。
鉄塔が倒れる夢は、大きな視点で見ると、新しい解決策が見つかるよ!という自分からのメッセージ。
2 自分自身の力や権力が失われる不安感を抱えている
得に職場や家庭などで当てはまりやすいです。
職場で力のある新人が出てきた時は、誰でも抜かれるのではないかと不安になります。また、家庭内でお子さんが中高生になってくると反抗期にもなってきて対応に戸惑う時もあるかと思います。そんな現状に対する、今までの地位が揺らぐような不安感を抱いているのかもしれません。
職場で窓際族になると、会社に行くのさえつらくなります。自分自身の地位とプライドを保つための何らかの対策が必要と心の底で感じているのかもしれません。
3 今まで目指していた事、目標としていた事に対する違和感
今まで目指してきた目標(鉄塔)を倒して(ゼロにして)、別の道を進むべきという心の深い部分からのメッセージ。
ユング心理学では、破壊(倒壊や爆発)は常に再生とセットですので、目標をリセットして新しい方向に進んでいこう!という思いが現れています。
番外編 ゴルフ練習場の鉄塔が倒れる夢
当サイトの検索フォームに「ゴルフ練習場の鉄塔が倒れる」というキーワードで記事を探して下さった方がおられました。
この場合の仮説は、ゴルフ練習場という所が興味深いです。ゴルフ練習場はある意味「遊ぶ場所」です。その場所の鉄塔が倒れるという事は、ゆっくり遊べない事(休みが取れない)に対する苛立ち、危機感を感じておられるのかもしれません。
まとめ
鉄塔が倒れる夢の心理学的な意味合いとして
- 全体を見れなくなっている事への警告
- 力や権力が失われる不安感
- 目指していた事、目標としていた事に対する違和感
を紹介しました。
一見怖い夢ですが、振り返ってみる事で、現実生活に活かせる夢でもあります。