目覚めが悪い夢ですよね。この夢を見て、実際に起きた時に涙される方もいます。
怒られる夢の心理学的な意味合いとして、主に次の4つがあります。
- 怒られる人との関係性を考える必要を感じている
- 怒られた人としっかりと関わる必要を感じている
- 評価や他人の目を強く気にしている
- 何らかの危機感
- 我慢しやすい性格に対する警告
順に詳細を解説します。
怒られる人との関係性を考える必要を感じている
この意味合いは、上司や先生など、夢の中で怒られた人に実生活でも怒られている事が多いです。
なぜこの意味合いがあるのかというと、怒るという事は、基本的にその人に何らかの思いや関心があるからこそです。どうでも良い人には怒りません。
夢の中で怒られる人との関係性についても、どうでも良くないので出てきます。実生活で怒る人の中には、単に自分の感情を発散させているだけの人もいますが、その人との関わり方は考えていく必要があります。そうでないとストレスが溜まります。
ですので、夢の中で怒られている人に実生活でも怒られているのであれば、怒られた事に対してどう対応しているのか、こちらの言い分は言えているのか、何か譲歩出来るような事はないのか、もしくはシンプルに今よりもっとその人と距離を取るのが良いのか、いずれにしても怒られた人との関係性を考える必要があります。でないと夢の中でもストレスを感じてしまいます。
もっとしっかりと関わる必要性を感じている
この意味合いは、夢の中で好きな人や恋人、その両親などから怒られる事が多いです。
夢の中で怒られた人から愛情を感じているが、現状コミュニケーションを取りづらい・取れていないので、もっと関わる必要性を感じているケースです。
例えば夢の中でお金の事について怒られたのであれば、怒られた人ともっとお金の事についてしっかりと会話する必要性を感じていないかどうか振り返ってみて下さい。
評価や他人の目を強く気にしている
これは不特定多数の人に怒られたり、怒られる夢を頻繁に見る方に多いです。
現実の学校や職場等で、他人からどう思われるか？が強く気になっていて、緊張感やプレッシャーが強く、びくびくしている状態かもしれません。他人からどう思われるかが強く気になると、言いたい事や、やりたい事を我慢せざるを得なくなります。
他人から怒られる事を気にするよりも、自分はどう思うか、どうしたいかをもっと大切にしていいんだよというメッセージ。
何らかの危機感
例えば、夢の中で電話がこちらのミスでうまく繋がらなくて、繋がった途端に相手に怒られるような場合、コミュニケーションがスムーズにいっていない事に対する危機感が、「怒られる」イメージとして夢に現れます。
我慢しやすい性格に対する警告
これは夢の中で、第三者から何か嫌がらせをされて、少し我慢した結果それを止めさせるために自分が怒る→その出来事に対して、相手が悪いのになぜか自分が怒られるというパターンです。
典型的な例を紹介します。27歳、子無し既婚女性の方が見た夢です。
教室で、向かい合わせで机をくっつけた状態で給食を食べています。向かいの男の子が自分の机にへばりついたおかずを、私の机に滑らせるように移動してくる、ベタベタして汚い。
私は嫌だったが笑いながら冗談交じりにやめてーと言いながら相手の机におかずを戻す。向かいの男の子はニヤニヤしながらまた、私の机におかずを滑らせる。これを4～5回ほど繰り返して、私はついに大声を出して怒る。
すると担任(小6の時の実際の担任)に「お前が笑ってるから悪い、だから相手はお前が喜んでると勘違いするんだ」と、言われる。
同じ日に見た夢で、
授業中隣の席の男の子が突然私に体重をかけてもたれかかってくるので、我慢できなくなりやめて！と振り払うと、後ろの席の女の子に、うるさい！痴話喧嘩すんな！と何故か私が怒鳴られてしまう。引用元：ヤフー知恵袋
自分が悪くないのに怒られるのは、我慢する事が多い自分自身に対する警告で、嫌な相手とは関わる必要はないので、もっと距離を取れば良いという自分から自分へのメッセージ。
番外編｜自分ではなく第三者が怒られている場合
この場合はその第三者を、あなた自身が心配している思いが「怒られる」というイメージとなって現れています。実生活でも何かヘルプ出来ることはないか、いつも気にかけているあなたのやさしさが夢に現れているといえます。
まとめ
怒られる夢の心理学的な意味合いとして
- 怒られる人との関係性を考える必要を感じている
- 怒られた人としっかりと関わる必要を感じている
- 評価や他人の目を強く気にしている
- 何らかの危機感
- 我慢しやすい性格に対する警告
を紹介しました。
あまり気分の良くない夢だと思いますので、是非夢分析を利用してクリアにしていって下さい。
