船の夢は心理学的には人生の進路・航路を現します。そのため、就職や結婚・離婚の時に見やすい夢です。
船の大きさや種類、状況によって意味合いが派生しますので、この記事では船の夢の心理学的な意味合いを解説します。
船の大きさと種類について
豪華客船やフェリーなどの大型の船の夢
船は大きければ大きいほど転覆の心配も少なくなり、安定感が高いです。尚且つ食料や、水、荷物も多く積めますので遠く離れた場所まで航海できます。
そのため、豪華客船や大型のフェリーだった場合、人生の安定感も高い状態です。
ほとんどの大型船はエンジンが動力ですが、エンジン付きの船の場合、社会や会社内のシステムなどを上手く利用できている状態で、自分以外の力を適切に活用できています。
漁船の場合
漁が順調であれば、意味合いはそのままでしっかりと収入が得られる前兆です。仕事で良い結果が出せると心の深い部分で感じているイメージが、豊漁となって現れています。
軍艦・戦艦の場合
仕事やプライベートで、「相手を打ち負かす」という意識が強く、軋轢やトラブルが多い状態ではないでしょうか。
「自分の人生を進む」という意識より、「相手に勝ちたい」思いが軍艦や戦艦となって現れています。今は順調に勝ち進んでいたとしても、いつ敵襲に合うかわからない不安感も心に隠れている状態といえます。
手漕ぎ船の場合
手漕ぎ船は、大型船に比べて転覆しやすく、どうしても不安定な面はあります。しかし、自分の力を使って目的地にたどり着く達成感は、エンジン付きの船では絶対に得られません。また、浅瀬でも簡単に着岸できたり、海の洞窟状の場所にも入り込めるような小回りが効く自由さがあります。
手漕船が夢の中に出てきた場合、人生において安定感よりも、自分の力を発揮する達成感や、小回りが効く自由さを大切にしたい思いが現れているといえます。
難破船の場合
難破船のイメージ通り、人生で何らかのアクシデントを経験していて、これからの方向性を見失っている状態です。
難破船から抜け出すには、どこかに漂着するか、誰かに助け出されるかのどちらかですので、孤立感や不安感が強く、誰かに助けて欲しい思いが現れています。
船の状態・船に対するアクション
スピードを出して勢い良く進んでいる夢
人生快調に進める時期です。特に帆を張ってグングン進めていると、自然の流れに乗って前進できているとても良い状態です。
船が沈没する夢
船に誰かが同上していたのであれば、「その人達とこれからの人生を共にするのはマズイ」という思いの現れです。
無事に助かったとしても、人生の岐路に立っている状態です。今の生活に対して不安感が強く、早めに何らかの対策を打つ必要性を感じていて、それが沈没のイメージとなって現れています。
船が沈むのを見ている夢
現状の生活をリセットして、新しい人生を歩みたい思いの現れです。自分が乗っている船ではなく、沈むのを見ている夢だと、自分の人生をリセットしながらも、そんな状態を客観視出来ている良い状態といえます。
船から海に飛び降りる(逃げる)夢
職場やパートナーを変えて、人生の方向性を変えたい思いが現れています。
海に飛び降りた後の結果は、心の深い部分で感じている、方向性を変えてどうなるかの予測です。特に飛び降りた時の気持ちを大切にすると、後悔しないのではないでしょうか。
船に住んでいる夢
航海している船ではなく、港などに停泊している船に住んでいる場合です。現状食べるものと住む場所には困っておらず、小回りが効く自由さはあるけれども、どこか地に足がついていない、嵐がくると沈没しかねない不安定感が現れています。
船に乗っていて、サメに襲われる
普段の生活で、誰かから攻撃を受けている感じや、邪魔されているストレスが強い状態といえます。そんな人から逃げたい、距離を置きたいと思っていても簡単には逃げられないと感じているのかもしれません。
サメに船を沈められたのであれば、かなりのストレスです。早めに何らかの対策を取るべきという警告夢。
ただ、海に落ちてサメに何もされなかったのであれば、攻撃的な人も実は虚勢を張っているだけなのかもしれません。攻撃的な嫌な人とは、距離を取って出来るだけ関わらないようにするのが一番です。
サメの夢の心理学的な意味11個
港・船着場にいる夢
船から降りたのであれば、今までとは少し生き方を変えて、目標に向かって突き進むというよりは、立ち止まって新しい環境を楽しみたい思いが現れています。
これから出航するのであれば、目標に向かって前進できる、心身共に良いコンディションです。
七福神が船に乗っている夢
最高に縁起が良い夢ですね。人生順風満帆で、今のまま歩んでいけば幸せが待っている現れです。
まとめ
船の夢は、あなたの人生の進路・航路そのものです。
いずれにせよ、決まった道のない人生の大海原を、自由に進めている・進みたいイメージが現れています。