狐の夢は、シチュエーションによって意味合いが変わります。
基本的な意味合いとしては、「人を化かす生き物」としてのイメージで、
- ずる賢さ
- 意地の悪さ、陰険さ
- 人の悪意
等を現します。身近な嫌な人の悪意のイメージなのか、自分の中のずる賢さを現しているかはケースバイケースです。
それとは対極で、神の使いとして大きな幸せを運んでくれるものの意味合いもあります。これは、日本では昔からお稲荷さんとして狐をまつる習慣がありますが、狐が農作物を荒らすネズミなどを退治してくれていたためです。白い狐や、神社に祀られている神聖なイメージの狐の夢はこちらの意味合いです。
詳細なシーン毎に意味合いを解説します。
狐に噛まれる・襲われる夢
対人関係やビジネスで神経をすり減らしている思いが現れています。
心身共に疲れとストレスが溜まっているので、休養が必要というメッセージ。
もし恋愛関係でトラブルがあれば、早め早めに決着をつけて問題がこじれる前に対策をうつべき時期です。
狐に追いかけられる夢も、ほぼ同じ意味合いです。
狐に食べられる夢
食べられる=「人の悪意の餌食になりそう・取り込まれそう」なイメージが現れています。身近な人に対してそう感じている場合もあれば、自分の中の「人を騙してでも儲けよう・這い上がろう」という思いが強く、自分のやりたい事を失いかけている場合もあります。
キツネにだまされる夢
警告夢です。
仕事の大きな契約や、結婚などの大きな節目で相手にだまされたり、思っていたものと大きく違う結果になりかねません。
キャンセルする、もしくは延期して仕切り直すべきというメッセージ。
黒い狐
通常のきつね色ではなく、黒色の場合は、「狡猾さ」の意味合いがさらに強くなります。
白い狐
吉夢です。「神の使いとして大きな幸せを運んでくれるもの」のイメージ。
狐が神様として夢に出てきたり、神社とセットで出てくる事も多いです。
狐を崇める(あがめる)ような場合、他人や自分ををハッピーにする「狡猾さ」(上手な嘘の付き方)を身に付けたいと思っているのかも。
狐が出産する夢
「狡猾さ・ずる賢さ」を取り入れようとしている状態。
または、陰口でその人からさらに嫌われてしまうような、「悪意が悪意を生む」イメージの現れです。
狐を飼う・ペットになる夢
狐は本来人に懐きやすい・飼育しやすい生き物ではありません。その狐がなついたり、こちらに歩み寄ってくる場合、本来付き合いたくない人とでもその人に上手く合わせたり、その人を立てる術を自分自身の中に取り入れようとしている現れです。
狐を助ける場合も、ほぼ同じ意味合いです。
狐と戯れる・撫でる・遊ぶ
吉夢です。神社で狐を撫でたり、戯れるケースが多いです。
この場合の狐は、「神の使いとして幸せを運んでくれるもの」のイメージ。心の深い部分で感じている、何か良い事が起こりそうなイメージの現れです。仕事面でも恋愛面でも上向きです。
狐が狩りをしている夢
狐が自分で餌を捕獲して、自立しようとしている状態ですので、ご自身の中の「狡猾さ」を高めようとしている現れです。
この場合の狡猾さは、嫌な人と上手く付き合う方法だったり、嫌な環境で上手く立ち回る方法といえます。
狐のお面をつけた人が出てくる夢
警告夢です。
狐のお面をつけた人に、騙されそうな思いが現れています。
特に狐の嫁入りなら、恋愛面にしっかりと注意して様子を見るべき時期です。
自分が狐のお面をつけている場合は、自分の本音はとりあえず置いておいて、人間関係が上手く回る事に意識を強く置いている状態です。もしくは、何らかの嘘をつく必要性を感じているのかもしれません。
まとめ
狐の夢の基本的な意味合いとして、「ずる賢さ」と、「神の使いとして大きな幸せを運んでくれるもの」の2つを紹介しました。
他人のずる賢さのイメージなのか、ご自身の中のずる賢さのイメージなのかはケースバイケースですので、是非振り返ってみて下さい。