爆発する夢を見た時の心理学的な意味3つ

2016年6月1日

爆発のイメージ

怖い夢ですよね。主な心理学的な意味合いとしては、↓の3つです。

  • 爆発させたい何らかの思いがある
  • 人や環境から逃げる(離れる)必要性を感じている
  • 新しい何かが生み出される前兆

順に詳細を解説します。

スポンサーリンク

1、爆発させたい何らかの思いがある

何らかのマイナスの感情を我慢・溜め込んでいて爆発させたい場合と、突破していきたい・前進していきたい思いを溜め込んでいて爆発させたい場合があります。

マイナスの感情を爆発させたい場合

多いケースは何らかの「怒り」や「腹立たしさ」です。

爆発してますので、もう我慢の限界にまで達していると言っても過言ではありません。

職場の人や家族に対して、自分が思った事や、して欲しい事は何でも言えるわけではないと思います。しかし言いたい事を溜め込むと、そのうち感情も爆発します。爆発してしまうと、大きなケンカになったり、人間関係にも亀裂を生み出しますので、溜め込んでいる感情がないか振り返ってみて下さい。

また、「怒り」の中身を砕いていくと、それが何らかの「悲しみ」(例:大切な人にわかってもらえなかった)から生まれてきているケースも多いです。その思いをケアして欲しいという自分から自分へのメッセージかもしれません。

前進したい思いを溜め込んでいる場合

上記が当てはまらない場合は、やりたい事・前進したい思いを抑えて溜め込んでいるのかもしれません。やりたい事を我慢している場合、爆発する夢を見てもそれが怖くないケースが多いです。実生活でも、マイナスの感情を爆発させるよりは、やりたい事をやってみるほうが怖くないものです。

2、人や環境から逃げる(離れる)必要性を感じている

今の環境を変える、動くことが必要!と感じていないかどうか振り返ってみて下さい。その場から動いて(逃げて)環境を変える事が、前進に繋がることも多々あります。

仕事を辞めたり、離婚となると大きな決断ですが、少しの期間休んだり、一旦別居したいという思いが現れていることも。

「逃げないといけない」と強く感じた場合は、爆発した場所や人との距離をもっと取る必要があると心のどこかで感じているのかもしれません。

3、新しい何かが生み出される前兆

ある意味人生の転機の時です。というのも、心理学的には破壊と創造は常にセットだからです。

新しい何かを生み出すためには、現状の物を破壊させる必要があります。現実でも新しいビルを建てる時には、その土地に立っている古いビルは壊す必要があります。

爆発する夢は、その対象物をを一旦壊して、新しい何かを作っていきたい!という創造性があふれている夢でもあります。

それが人との新しい関係性かもしれませんし、ご自身の中の新しい可能性を作っていくことかもしれません。

Aさん(女性)が実際に見た夢を通して解説します。

爆発で人が亡くなっていた夢

子どもが3人、夫、子どもにとっての祖父母と一緒にイベント会場?のような所で遊んでいます。ピクニックのような感じです。仲良く車で別な場所へ移動しますがそこでもピクニックのようなことをしています。

一番上の子(実際の私の娘)と私はその場を離れました。時間が経って戻ってくると、爆発でもあったように辺りに何もなく2人の子どもと祖父が亡くなっていました。ここで目が覚めるのですが、二度寝すると全く同じ夢をもう1度見ました。2度目にはビックリして起きて、泣いていました。

私には子どもは1人しかいません。現在は夫もいません。付き合っている男性が夫として登場しました。祖父は実際の自分の父です。

衝撃的で不安になる夢ですよね。

でも、意味合いとしては破壊と再生で、とても良い夢です!

この場合は、Aさんの中の子供的な部分や、祖父的な部分の変化の現れではないかと思います。

子供的な部分の変化とは、自立心が高まっているのかもしれませんし、人が喜ぶような頼り方を、今まさに身に付けられている途中にあるのかもしれません。

祖父的な部分の変化とは、Aさんの実際の祖父に対するイメージが大切ですが、一般的にはご自身の新しい指針となるような生き方の変化であることが多いです。

亡くなったのは2人の子供と祖父だけという事ですので、今お付き合いされている男性と一緒だと、上記のような良い変化が作れる!というイメージが夢として現れたのではないかと思います。

何かありましたら、この記事のコメント欄にご記入下さい。

スポンサーリンク


キーワード検索

メールでの夢分析

サイトの内容でクリアにならない場合、心理カウンセラーとのメールでの夢分析サービスをご活用下さい。

当サイトの著者が、ユング心理学の観点からあなたの夢を分析致します。

メール夢分析の詳細を見る

  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。ユング心理学をベースとした自己理解を深めるための夢分析、アートセラピーが得意。 2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

-自然現象